加賀野立弁当 ― 金壱萬円也!

    JR金沢駅で驚きの弁当が売られています。
    『加賀野立弁当』。
    お値段、なんと、金壱萬円也。ただし、完全予約制。
    (そりゃそうだ、売れ残ったらたまらん!)

    作っているのは、創業天保元年、加賀藩の料理方を務めた老舗料亭。
    明治31年、北陸本線開通のときから駅弁を作っています。

    その料亭がお店に出すのとおなじ細心さで、その日届いた旬の食材を使って作る、上下2段の懐石弁当。
    上段におしウニ、鴨ロースなど27品、
    下段には旬の魚を使ったチラシ寿司、加賀名物ジブ煮など。
    大名や商人のお茶会で出されたものを再現しているそうです。

    こうなるともう、ご当地グルメではあっても、B級グルメとはいえず、A級グルメです。

    金沢には昔からお祭りを届ける、という風習がありました。
    お祭りの喜びをお弁当に詰めて贈る、野立弁当にもそれが生きていて、いろいろな食材や郷土食を贅沢に詰め、旅を楽しんでいただきたいという、おもてなしの心も一緒に届けられます。

    *NHKBS 「新日本風土記」”駅弁”より

    懐石料理は、茶会の席で出された料理。
    温石(おんじゃく)で腹を温めるのと同じ程度に腹中をああためるという意味だそうです。
    つまり、質素な料理だったわけです。

    懐石は会席という字をあてることもあります。茶会の席上という意味からきているという説があります。

    江戸中期以降、広く江戸に普及したようで、
    『守貞謾稿』という本には、
    「天保初め以来、会席料理といふこと流布す。」とあります。
    人数に合わせて料理と作り、余分なものは作らない、
    「腹も飽くに至らず、しかしてますます精を競えり。」とありますから、
    量よりも質に重きを置いたことがうかがえます。

    現在の懐石料理の原形とされているそうです。
    (学登社:「食の文化誌」より」)
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